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秋田建設工業新聞社
2024/03/13

【秋田】大覚野峠地区の防災事業/建設技術研究所で4号トンネルの詳細設計

 東北地方整備局能代河川国道事務所は、直轄権限代行で推進する国道105号・大覚野峠地区防災事業に関し、4号トンネルの詳細設計を建設技術研究所に委託した。延長745mを12月27日までにまとめる。また、事業区間(仙北市西木町上桧木内〜北秋田市阿仁比立内)の地質調査も大日本ダイヤコンサルタントに委託、同履行期限でまとめる。

 事業は、災害に強いネットワーク確保を目的に、仙北市西木町上桧木内〜北秋田市阿仁比立内の延長5,700mでバイパス化を行うもの。国道105号は県南・県北を結ぶ物流、観光における重要路線となっているが、大覚野峠地区は事前通行規制区間で、険しい地形により道路線形が悪いほか、地すべりや雪崩、落石等による通行止めが発生している。

 対象区間では、トンネル4本(1号L910m、2号L2,790m、3号L740m、4号L745m)や橋梁4橋(1号L20m、2号L30m、3号L30m、4号L50m)を整備する。4号トンネルの前後に計画している5号橋(L40m)と6号橋(L40m)については、ボックスカルバートでの整備も検討している。

 道路詳細設計はセントラルコンサルタントが担当。また、これまで1号トンネルと2号橋の詳細設計・地質調査、2号トンネルの地質調査に着手。今年度は工事用道路等の測量業務と、工事に必要な用地取得のための調査にも着手している。

提供:秋田建設工業新聞社