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日本工業経済新聞社(群馬)
2024/03/14

【群馬】みなかみ町が24年度当初予算を示す

みなかみ町(阿部賢一町長)は14日、2024年度当初予算を明らかにした。小中学校統合推進事業に16億7696万円、25年度の債務負担行為へ8億2800万円を充て、約25億円で事業を推進する。24〜25年度での工事を予定しており、26年4月の開校を目指す。橋梁長寿命化事業は2億7717万円で、7橋で補修や撤去を実施する。
一般会計予算の総額は159億円で対前年度比11%、15億7000万円の増加となった。工事請負費総額については26億1954万6000円。対前年度比で130%、14億8074万2000円と大幅な増としている。
小中学校統合事業は月夜野地区にある古馬牧小学校、桃野小学校、月夜野北小学校の3校で統合を計画。桃野小学校の敷地を活用して校舎を建設する。設計は福島建築設計事務所(前橋市)が担当している。
自由度の高い学習空間や地元産の木材を取り入れた木質内装化、本とデジタルICTが融合した新たな総合メディアセンター(図書館)として、たまごライブラリーの整備を計画。26年4月の開校を目指して事業を推進していく。
橋梁長寿命化事業では、7橋での補修や撤去工事に加えて、橋の定期点検等を実施する。土木関係の事業としてはこのほか◇道路ストック総点検・老朽化対策事業=1億4305万円◇道路維持管理事業=6892万9000円◇道路新設改良事業=3470万3000円◇消融雪施設維持管理事業=1億973万1000円◇消雪施設改修事業=1億1006万6000円◇町道真政悪戸線整備事業=4492万円−などをあげている。
かわまちづくり事業(水辺活用プラン)には事業費として5342万円を計上。同事業では、道の駅みなかみ水紀行館に隣接する親水公園の整備を進めているところ。24年度には本年度から引き続き池の整備を推進するほか、カフェの新設も計画。設計と施工をそれぞれ24年度に実施することとなる。
消防団詰所・車庫整備事業には5540万円を計上。第1分団4部下牧詰所の新築工事などの実施を見込んでいる。
なお、下水道事業会計における支出総額は9億3823万7000円、水道事業会計については7億3700万円となっている。