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日刊建設工業新聞
2024/03/14

【鳥取】美保施設の最適化に向け/ECI方式活用の技術協力業務/4月1日の公告で準備進める/中四国防衛局

 中四国防衛局は11日、美保施設(境港市)の最適化を図るため、ECI方式を活用した総合設計の技術協力業務を4月1日に公告すると公表した。概算業務費は3000万円。参加期限は4月22日を設定し、開札は7月26日の予定とする。
 美保基地は、防衛省が定めた最適化事業(持続可能な施設管理・運営を目的とした施設の再集約)の対象地として選定された1施設。隊舎や庁舎、器材庫など約40棟の建て替えのほか、100棟の改修が計画されており、工事規模は300億円未満、事業期間は10年間の大型事業となっている。
 参加要件は、単体またはJVで、構成員数は最大7社とする。
 単体またはJVの代表者は建築A級(1200点以上)かつ建築業務C以上の格付けを持つこと。また、代表者以外の構成員は、建築・土木でB級以上(830点以上)、電気・管・電気通信でA級以上(870点以上)とし、建築・土木A級(990点以上)のいずれかを1社以上含めなければならない。
 JVの出資比率については、代表者の割合を設けず、構成員の最低比率(構成数によって変動)を設ける方針だ。
 同業務は、地元(鳥取県内に本社を置く業者)が参加した場合の加点が強い案件。また、低い出資比率の構成員のみならず、下請けでも工事実績が付くとする。
 対象施設は次の通り。以下面積は延べ床面積。
【建て替え】
隊舎新設(4階建て4300平方b)、同(3階建て2700平方b)、体育館・プール新設(2階建て1900平方b)、器材庫新設(平屋建て4600平方b)、器材庫新設(平屋建て1300平方b)、庁舎新設(3階建て2700平方b)、食厨新設(平屋建て1300平方b)、仮設庁舎(3階建て3200平方b)ほか、1000平方b未満の建物計33棟3400平方b
【改修】
庁舎(2階建て2000平方b)、隊舎(3階建て2000平方b)、隊舎(5階建て3400平方b)、格納庫(平屋建て4200平方b)、器材庫(2階建て5500平方b)、格納庫(3階建て1万1000平方b)、整備場(平屋建て1500平方b)、整備場(2階建て4300平方b)、格納庫(平屋建て6600平方b)、車庫(平屋建て1000平方b)、器材庫(平屋建て1600平方b)、倉庫(平屋建て1200平方b)、庁舎(3階建て2500平方b)、整備場(平屋建て2100平方b)、倉庫(平屋建て4800平方b)ほか1000平方b未満の建物計84棟1万1000平方b

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