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建設経済新聞社
2024/03/15

【京都】横大路エリアに産業用地創出 骨格道路が3月27日に開通 今後6236uの保留地売却も

 京都市は14日、伏見西部第五地区(横大路エリア)の土地区画整理事業で先行して整備を進めてきた都市計画道路横大路淀線等が開通すると発表した。
 横大路エリアの骨格となる都市計画道路横大路淀線等(約1・5q)の開通により、府道京都守口線や外環状線を含む幹線道路ネットワークが充実・強化される。
 横大路エリアでは、30・31街区の約3・0fについて令和5年度に土地利用が開始された。
 今後も24街区の約0・4fが6年度中、28街区の約1・4fが7年度中、23街区の約1・9fが8年度中に土地利用が開始される予定。
 土地利用の開始に伴い、24街区の保留地220u、28街区の保留地6236uの売却を予定している。
 なお伏見西部第五地区土地区画整理事業については、第6回事業計画見直しを実施。事業費は「115億3000万円」から「129億4600万円」に増額、事業期間は「令和7年度まで」から「令和17年度まで」に10年延長した。
 今後は、令和8年度末までに「防災拠点である横大路運動公園へのアクセス道路の整備完了」、11年度頃までに「治水安全度向上のための幹線水路整備完了」を目標に整備を進め、14年度の工事概成、17年度の事業完了(換地処分)を目指す。
      ◇      
 市は、令和5年4月施行の都市計画見直しにより、横大路エリアにおいて、第2種住居地域部分を「工業地域」に変更。工業地域の誘導用途の容積率を緩和し、誘導用途の工場、事務所、研究施設、倉庫の容積率は200%から「300%」とした。
 横大路エリアは、交通アクセスが良好で工業地域であるなど企業が立地しやすい環境が整っているため、市内では希少なまとまった土地を生み出そうと地権者と協働で産業用地創出の取組を進めている。