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建設経済新聞社
2024/03/21

【京都】伏見のらくなん進都の中央部約42・6f 桂、KRPに続き企業集積目指す

 京都市伏見区のらくなん進都の中央部約42・6fにおいて、企業の集積を図るビジネスパーク(BP)構想の実現に向け、東高瀬川ビジネスコミュニティ(BC)が発足。18日にキックオフ・シンポジウムが開催された。
 シンポジウム前の総会で、東高瀬川BCの会長に辻理サムコ椛纒\取締役会長、副会長に平尾一之京都市成長産業創造センター・センター長(京都大学名誉教授)を選出した。
 シンポジウムで辻会長は「売上でいえば50〜60億円から500〜600億円規模の『中堅企業』がどんどん出ればこの地域も豊かになり、国も富む」「様々な業種の企業がこの東高瀬川に会社を構えて、世界を相手に事業展開するのが構想の骨子。コミュニティを作り、一緒にやっていきたい」などと展望を述べた。
 平尾副会長が司会を担い、辻会長と、生田泰宏生田産機工業椛纒\取締役、竹田正俊潟Nロスエフェクト代表取締役、白須正龍谷大学研究フェローがパネルディスカッションを行った。
 生田代表取締役は「伏見の魅力、可能性を感じている。ベンチャースピリッツ溢れるものにし、東高瀬川BPをブランディングしていく一助にしたい」「海外に挑戦するにあたり、人材の国際化が重要」、竹田代表取締役は「デジタルで作り、そこにAIをうまく活用していかないとこれからの時代に乗り遅れてしまう」「世界の量産工場は中国や東南アジアになるが、世界の開発拠点としての場所が京都と位置付け、常に最先端を意識してやっている」、白須正龍谷大学研究フェローは「東高瀬川BP構想がこれからの京都市の成長戦略に結びつく」「京都でこれからどういったものづくりを興していくかというと、発注できるような企業が必要。それが『中堅企業』になる」などと述べた。
 辻会長はグローバル経営、環境、大学との協働をポイントとして挙げた。