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　神山町は、４月に開校した「神山まるごと高等専門学校」の２学年分（学生数80人）の生徒が寄宿できる、「寮」の建設用地を造成する。工事は５月以降に指名競争入札で発注する。当初予算案に高等専門学校施設敷地造成工事費として１億５０５２万円を計上している。
　寄宿舎は、神山まるごと高等専門学校オフィスの北側に新築する計画。現在、寄宿舎までの進入路を施工しており、敷地の造成は進入路の工事後に着手する。工事内容は、現場打ち擁壁工や法面工、切土・盛土工の他、Ｕ型水路を施工箇所に応じて設置していく。寮の建設地の造成工事と設計は町が担当し、寮の新築工事は神山まるごと高等専門学校が行う予定。
　現在、学生が使用している寮は、旧神山中学校の校舎（神領西上角）をリノベーションして３学年（学生数１２０人）が寄宿できる寮として使用中。同高専の学生数は将来、１〜５期生で２００人となる予定。現在は１期生40人が在籍しており、来年度以降も毎年１学年40人が入学する予定のため、将来的に２学年80人分が寄宿する寮が不足する見通し。これを受けて残り２学年の学生を収容できる寮を25年度以降に建設する。
　施工場所は神領大埜地。造成設計はニタコンサルタント（徳島市）が担当した。

提供：建通新聞社