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日刊建設タイムズ社
2024/03/22

【千葉】6車線化視野に拡幅/穴川〜貝塚ICの京葉道/NEXCO東日本

 東日本高速道路(NEXCO東日本)関東支社は、京葉道路殿台高架橋L273・9mの老朽化対策として、幅員方向分割取り替えによるプレキャストPC床版の更新工事を計画している。対象箇所は、京葉道路(国道16号)穴川インターチェンジ(IC)から貝塚ICまで。床版の更新に伴い、下り線側において、本線と分離した仮橋構造による暫定拡幅と、取り替え完了後に拡幅橋梁を存置する恒久拡幅を段階的に実施。仮橋は、更新完了後に上部構造を撤去し、車線を現位置に復旧。恒久拡幅については、付加車線を含む将来的な6車線(走行車線・追越車線3・5m×両側、付加車線3・25m×両側)の運用に対応できる構造形式を選定する。床版の更新工事に向け、京葉道路は県警察本部、国道16号は千葉国道事務所と協議し、2025年3月までの調整完了を目指す。
 遮音壁については、暫定拡幅時の仮橋への設置と、恒久拡幅後に現況と同規模の設置が可能となる構造を検討する。
 工事箇所は渋滞区間であるため、更新工事中も現況の5車線(下り線3車線、上り線2車線)通行を維持する必要がある。構造の検討に当たり、京葉道路下部にある国道16号の改良を伴わない拡幅または、最小幅員2m以上を確保することを前提とした歩道幅員の縮小(国道16号の現況幅員維持)などを検討する。施工中の片側幅員構成は、路肩0・5m、走行車線・追越車線3・25m、中央分離帯1・5m、仮設防護柵設置幅0・5m、施工余裕0・5mを確保する。
 
殿台高架橋床版更新/基本設計プロポ公告
 
 14日に「京葉道路殿台高架橋床版取替設計検討業務」の公募型プロポーザルを公告した。履行期間は、契約保証取得日の翌日から540日間。業務内容は、床版取り替えに係る基本設計、橋梁拡幅構造の検討、暫定拡幅による拡幅量の計算、恒久拡幅による橋梁上部工拡幅基本設計と橋梁下部工拡幅詳細設計、付帯工設計など。
 殿台高架橋は、京葉道路の道路橋。若葉消防署殿台出張所付近から京葉道路上り線穴川IC出口付近を結んでいる。規模は標準幅員24・2m(遮音壁0・85m×両側、路肩1m、付加車線3・25m、走行車線・追越車線3・5m×両側、中央分離帯1・5m、路肩2・75m)、8径間。上部構造は鋼連続非合成鈑桁。下部構造は逆T式・控え壁式橋台、RCラーメン式・RC柱式橋脚。橋下部は、国道16号に接続する京葉道路上り線穴川IC出口の千葉市街・四街道方面出口(穴川東料金所)となっている。
 プロポーザルの参加資格は▽同社の23・24年度調査等競争参加有資格者の「橋梁設計」の認定を受け、08年度以降における元請けとして同種業務の履行実績を有していること▽技術士法に基づく建設部門に登録されている技術士またはRCCMの資格保有者等を管理技術者および照査技術者として配置できること――などを求めている。
 29日まで参加表明書の提出を受け付け、4月26日に技術提案書提出者の選定結果を通知。5月22日まで入札に関する質問書の提出を受け付け、受領日の翌日から5日以内に回答する。6月5日まで技術提案書の提出を求め、6〜25日の技術提案書に関するヒアリングを経て、7月19日に特定結果を通知する運び。k_times_comをフォローしましょう
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