トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

日刊建設タイムズ社
2024/03/21

【千葉】新規事業化へ概略計画/地域の合意形成が重要/第2回新湾岸道路検討会準備会

 関東地方整備局、千葉国道事務所、首都国道事務所、県、千葉市など沿線6市と東日本高速道路関東支社は19日、新たな湾岸道路の計画の具体化に向けた検討を進めるため「第2回新湾岸道路検討会準備会」を、千葉国道事務所2階202会議室を本部としウェブ会議形式で開催した。座長の藤井和久・千葉国道事務所長は、新湾岸道路の計画の具体化に当たり「地域住民などとの密なコミュニケーションを取り、丁寧な検討プロセスを進め、合意形成を図っていくことが重要」との見解を示した。また、横田彰洋・県県土整備部道路計画課長は「国との連携を密にし、地域の意見聴取に努める」と話した。今後は、新規事業化に向け、技術・専門的検討およびコミュニケーションプロセスと連携し、計画検討の発議、プロセスの明確化、課題の整理・共有、道路計画の必要性の確認、概略ルート・構造等の比較検討など、計画段階評価のための概略計画を策定する運び。
 検討体制の確立に当たっては、新湾岸道路の特徴、地方公共団体の参画・協力、計画検討手順に対する助言などを踏まえる。
 コミュニケーションの実施手法案は、プレスリリース、特設ホームページ・意見フォームの開設、チャットボイスの活用、ニューズレター、オープンハウス、ワークショップ、ヒアリングなど。
 対象は、県および沿線6市(浦安市・市川市・船橋市・習志野市・千葉市・市原市)のほか、沿線住民、道路利用者、沿線事業者、荷主企業、運送業者、バス・タクシー事業者、鉄道事業者、医療・病院関連、不動産業者、旅行事業者、地元経済界、業界団体、港湾管理者など。
 準備会では、今後の進め方の案のほか、計画の具体化を図るための体制やプロセスのあり方について議論した。宗意正之・船橋市建設局都市計画部長は、三番瀬への配慮など、引き続き、慎重かつ丁寧な議論を求めた。
 ウェブ会議を含む出席者は、藤井所長、横田課長、宗意部長のほか、三條憲一・関東地方整備局道路部計画調整課長、高橋晃浩・首都国道事務所副所長、日暮秀訓・千葉市建設局道路部長、大川満司・市川市道路交通部交通計画課長、金坂邦仁・習志野市都市環境部次長、須田雅祥・市原市土木部長、玉野広宗・浦安市都市政策部都市計画課長、中村滋・東日本高速道路関東支社建設事業部計画設計チームリーダーなど。
 新湾岸道路は、東京外かく環状道路高谷ジャンクション周辺から蘇我インターチェンジ周辺ならびに市原インターチェンジ周辺までの湾岸部において、多車線の自動車専用道路を整備する計画。
 新湾岸道路の特徴として、延長の長い路線かつ都市部・工業地域・住宅地と沿道環境が多様であることや、地域の生活環境、三番瀬再生計画との整合性、関係者との丁寧な合意形成などに配慮する必要があることを挙げている。k_times_comをフォローしましょう
times