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滋賀産業新聞
2024/03/27

【滋賀】大津市 なぎさ公園(サンシャインビーチエリア)の再整備

 大津市公園緑地課は、大津湖岸なぎさ公園(サンシャインビーチエリア)の再整備事業を計画している。このほど当初予算に新規でサンシャインビーチエリア改修工事費1億8900万円を計上した。
 今後のスケジュールとして、6月に公園再整備工事、9月に駐車場再整備工事・精算機改修工事、10月には照明灯改修工事の着手を予定している。なお、駐車場再整備設計は、アーバンパイオニア設計(大阪市北区)が担当。
 内容によると、サンシャインビーチエリアの再整備により、公園内の回遊性を高めるため、駐車場の拡張や精算機の改修に取り掛かることで公園へのアクセス改善に取り組む。また、照明灯をLED化することで、夜間の安全性向上と環境へ配慮した公園づくりも進めていく。
 そのほかにも当初予算で、なぎさ公園周辺魅力向上プロジェクト事業費として、大津湖岸なぎさ公園トイレバリアフリー化関連経費や、大津湖岸なぎさ公園園路舗装改修工事費も計上。
 同課では、大津湖岸なぎさ公園(膳所周辺エリア)の利活用に向けた基盤整備等に係る検討調査も進めており、ハートビートプラン(大阪市北区)のコンサルで、なぎさ公園のうち膳所周辺エリアの利用状況の調査等を実施し、エリアの特色を活かした一体的な利活用や基盤整備に向けた検討・整備案を近く取りまとめる。膳所周辺エリアの特色を活かした一体的な利活用の検討として、@膳所周辺エリアの利用状況及び周辺施設の配置からみた課題等の整理、A関連する組織、団体などへのヒアリングの実施、B膳所周辺エリアに導入する機能、それを果たす施設の検討、C膳所周辺エリアの検討調査結果を反映した整備案の作成、Dなぎさ公園全体の再整備に係る方向性の検討―に着手。大津湖岸なぎさ公園における膳所城跡公園から膳所晴嵐の道エリアは、近隣に教育施設や歴史遺産、文化施設等を有し、歴史的な景観を活かして整備されたエリア。しかし整備から20年以上が経過し、公園施設の老朽化が進むとともに、社会情勢の変化やニーズの多様化などに合わせた公園施設の更新が求められている。更新にあたって、膳所城跡公園は来訪者が多く、滞留行動も多岐に渡るが、膳所城跡公園から続く膳所晴嵐の道エリアは来訪者、滞留行動ともに限られているという現状を踏まえ、膳所周辺エリアが有する地域資源を活かした公園の利活用について検討。膳所周辺エリアの調査及びエリアの特色を活かした一体的な利活用、基盤整備の検討を行うとともに、既存計画や過年度に実施した調査等の結果などを踏まえて、なぎさ公園全体の再整備の方向性についても検討し、将来的になぎさ公園全体の個別計画策定につながる調査を行うことを目的としている。
 また、大津湖岸なぎさ公園(市民プラザ)の再整備事業も進めており、その同公園内に出店する鰍スねや(近江八幡市)は、施設名称「LAGO(ラーゴ)大津」の25年春オープンを目指している。設計・施工は安藤・間(大阪市福島区)が担当。施設概要は、2階建ての和菓子店で、売場、飲食スペース、展望デッキを想定。同市での再整備事業内容は、駐車場の舗装にCARBONPOOLコンクリートを採用し、駐車台数を74台から125台(身障者用5台)に。サイクルラック計11ヵ所(自転車約47台分)や給水スポット1基の設置も計画している。大津湖岸なぎさ公園(市民プラザ)の施設等の概要は、大津市由美浜に位置し、面積2万7780平方b。主な施設は、便所69・16平方bで、区域区分は、市街化調整区域(容積率200%、建蔽率60%)、景観計画は市街地水辺景観区・水辺景観特別地区―となっている。同市由美浜にある大津湖岸なぎさ公園について、同公園及びその周辺における公共施設等を活用したにぎわいを創出し、なぎさ公園等の魅力の向上等を図るために、必要となり求められる魅力・付加する機能等を検討。市民プラザへの飲食・物販施設等の便益機能を導入することが大津湖岸なぎさ公園の魅力向上及びにぎわい創出には効果的、かつ、市民等が求める公園づくりに資すると判断している。

提供:滋賀産業新聞