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日本工業経済新聞社(群馬)
2024/03/26

【群馬】伊勢崎市が豊受公民館の工事を年度当初に発注

伊勢崎市は豊受公民館(馬見塚1296)の建て替え工事について、年度当初に建築、電気設備、機械設備の3件に分けての発注を目指している。うち、建築工事が契約議案として6月定例議会への上程が見込まれる。当初予算には、工事費8億600万3000円を計上している。施設規模はS造平屋、床面積約770uとなる。設計は下田設計(伊勢崎市)が作成した。
建設地は既存施設の南側、旧豊受小学校の敷地西側が対象となる。本体工事に先行して、敷地の造成工事を島久建設(伊勢崎市)が受注した。
現在の公民館は建設から50年以上が経過し、施設の各所が老朽化していることに加えてバリアフリーの面からも課題があることから建て替えを計画。新施設の規模はS造平屋、床面積約770u。施設内の機能としては◇ホール◇事務室◇会議室◇工作室◇料理実習室◇学習スペース付きの図書室◇トイレ−などが入る。
トイレは男女用のほか、多目的トイレも整備する。このほか屋根に太陽光発電設備を整備し、蓄電池も設置するとしている。発注は工種ごとに分ける方針で、建築工事を先行し、追って電気および機械を発注するとしている。工期は8カ月を見込んでおり、25年4月のオープンを目指す。
24年度は新施設の建設に加え、公民館の北側を通る県道綿貫篠塚線から南下し、既存の市道に接続するまでの市道新設工事も計画している。施工延長は約130mで、幅員は車道6・5m、片側歩道2・5mとなる。工事発注は1件にまとめて第1四半期中を予定している。
現在の豊受公民館は1972年に建設。RC造2階建て、延べ床面積495uの本館とW造平屋、床面積231uの別館で構成している。いずれの施設も老朽化していることから新しい公民館の完成後、25年度に解体する。24年度は解体設計業務の委託を予定しており、現在は委託時期の検討を進めているところ。当初予算には、豊受公民館整備事業として設計等業務委託料776万円を計上している。