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建通新聞社(神奈川)
2024/03/28

【神奈川】横浜市 藤が丘駅前再整備基本構想を策定

 東急田園都市線の藤が丘駅前地区で、昭和大学が藤が丘病院を、東急が藤が丘ショッピングセンターを建て替える。これに向け、横浜市都市整備局と学校法人昭和大学、東急は3月28日、再整備基本計画を策定した。計画を基に、駅前地区の容積率の緩和などを定めた地区計画を設定する。今後、都市計画決定の手続きを1年程度掛けて進め、早ければ2025年度に建て替え工事に着手する見通しだ。
 基本計画では、藤が丘駅前地区約6fを公園・病院街区と駅前街区、沿道街区に分け、それぞれの整備方針を示す。
 公園・病院街区では、昭和大学が個人施行の土地区画整理事業により、既存病棟を稼働しながら、藤が丘病院を建て替える。藤が丘駅前公園や藤が丘病院駐車場がある敷地に新病棟を建設するとともに、歩行者空間を整備。既存病棟を解体した跡地に公園を整備する。
 新病院棟の規模は、地下2階地上13階建て延べ7万7900平方bを想定。病床は584床。低層階には商業施設を誘致する。本街区では容積率を200%から400%に引き上げ、高さの上限は60bとする。
 駅前街区では、東急が藤が丘ショッピングセンターを建て替え、商業・住宅棟を建設する。高層階は多世代向けの住宅、低層階は生活利便機能や文化・地域交流機能を導入する。基本計画素案では容積率を400%、高さ上限を45bに緩和するとしていたが、施設計画を精査した結果、容積率は320%、高さの上限は31bとすることとした。建て替え後の規模は現段階では非公表。
 所在地は青葉区藤が丘1〜2。

提供:建通新聞社