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建設経済新聞社
2024/04/01

【京都】図書館再編の進捗状況報告 中央図書館は令和5・6年度に基本設計とワークショップの開催

 舞鶴市はこのほど、(仮称)中央図書館整備など図書館再編の進捗状況について、図書館協議会に報告した。
 舞鶴市図書館基本計画の基本方針では、▽課題解決型図書館への脱皮(高度な専門情報を蓄え、地域社会・地域生活に役立つための図書館)▽子どもたちや社会的弱者など、あらゆる市民に対するサービスの展開(多角的な包摂サービスの展開)▽全市域へのサービス網の構築(地域格差を生じさせない図書館システムの再編)の3点を設定。図書館再編では、@図書館システムのセンターとなる中央図書館の整備A5地区への図書館分館機能の配置と連携B自動車図書館の運行・導入C小中学校図書館の支援、連携を進める。
 中央図書館の基本設計業務は、公募型プロポーザルで遠藤克彦建築研究所(東京都中央区)を受託候補者に選定した。
 令和5・6年度に基本設計、ワークショップの開催を行い、8年度に整備工事を開始、9年度に完成させ、9年度末の開館を目指す。
 また令和9年度末に分館ネットワーク構築・サービス開始も予定。その後、令和10年度に東西図書館の廃止・除却を予定(〜11年度)。
 施設規模はRC造又はS造で延3600u程度。
 開架冊数は27万冊(開架資料17万冊+準開架資料10万冊)。主要部門は@開架部門(より深い資料世界)(レファレンスデスク、一般開架部門、子ども開架、静寂室、新聞・雑誌コーナー)A閉架部門(多様な資料の収蔵)(公開書庫・閉架書庫(資料保存部門))B企画・運営部門(全域システムのマネージメント)(BM書庫・車庫・全市域サービス用作業室、選書・受入・整理書庫)C集会・展示部門(主要機能)(学習・創作支援(市民活動室)、市民情報交流広場(フリースペース、展示コーナー))。
 建設費は約30億円(図書費、備品等含む)、北側緑地整備費約1億円、用地購入費約6億円、除却工事費約1億円とし、それらを合わせた概算事業費は約38億円を見込む。
 財源は、国庫支出金(国土交通省)が約17億円(基本設計…官民連携基盤整備推進支援調査費、詳細設計・工事等…都市構造再編集中支援事業を予定)、地方債が約16億円、一般財源が約5億円を想定する。 建設地は、JR西舞鶴駅東口側の未利用地で舞鶴市土地開発公社、舞鶴市所有の舞鶴市伊佐津他。面積は図書館敷地が約4900u、駅前広場が約2800u。道路は南側が市道幅員11m以上、東側が市道幅員9・4m以上。用途地域は第二種住居地域(建ぺい率60%、容積率200%)。