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日本工業経済新聞社(埼玉)
2024/04/02

【埼玉】日高市 小中校跡地を民間活用、売却や賃貸見込む

 日高市は、閉校後の旧建物・跡地利用を目指している「武蔵台中」「高根中」「高麗小」の3小中学校に関する基本計画をまとめた。武蔵台中と高根中の跡地は民間事業者による活用、高麗小は行政と民間の活用併存をそれぞれ基本路線に決めた。2024年度に各校ごとの活用計画を改めて策定し、25年度の事業者公募を目指す。
 武蔵台中は敷地面積3万4990u、校舎5258・33u、体育館1572・58uの規模。まず売却、次に賃貸の順に事業手法の適用可能性を詰める。
 現行の地区計画と整合した用途での活用方法を優先的に検討する。期待される用途が現行の地区計画と合致しない場合には、地区計画の変更更手続きも見込んだスケジュールを組む
 高根中は敷地面積3万4910u、校舎5005・08u、体育館1533・56u。こちらも売却、賃貸の順に譲渡方法を検討する。市街化調整区域に当たるため、必要に応じ、土地利用の規制緩和などの先行事例を参考にしつつ、個別計画を具体化する。
 高麗小は敷地面積2万1396・15u、校舎2654uと1211u、体育館702・13u。学校周辺の公共施設の統合・集約化と合わせた活用を検討する。
 民間活用との併存については、市民アンケート、事業者調査などの提案を踏まえて事業内容の具体化に取り組む。市街化調整区域の規制緩和も他自治体の事例を踏まえ検討していく。
 24年度に学校個別の活用計画を定める。25年度に公募準備〜事業者決定まで行い、26年度以降の事業着手を見据える。