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滋賀産業新聞
2024/04/09

【滋賀】県木之本支所 杉本余呉線のバイパス道路新設

 県長浜土木事務所木之本支所は、トンネル約1・5qと橋長約45bのポストテンション方式PC単純バルブT桁橋梁他で構成するバイパス道路を新設する「県道杉本余呉線整備事業」について、近くトンネル工事を公告する考えだ。
 発注方法は、WTO一般(総合評価)方式を採用する。主な工事は、施工延長1500bを対象とするトンネル工一式。施工方法はNATM工法を採用し、工期は、約40ヵ月程度を見込んでいる。その後、橋梁下部工および上部工の施工等、必要工事をこちらも40ヵ月年程度かけて順次計画的に発注する考えだ。
 トンネルおよび前後道路部分の詳細設計は21年度末にウエスコ滋賀営業所(草津市)、トンネル(道路)部分の予備設計はセントラルコンサルタント(滋賀営業所・大津市)、橋梁の予備設計は基礎地盤コンサルタント滋賀事務所(大津市)、トンネル整備に向けた基礎調査は日本工営都市空間滋賀事務所(大津市)、用地測量はキタイ設計(近江八幡市)、地質調査は正和設計(大津市)道路整備設計業務は石居設計(彦根市)と、それぞれに委託済み。
 冬期通行の利便性のため杉本余呉線で計画するバイパス道路は、起点の長浜市木之本町杉本地先と、終点の同市余呉町上丹生地先を2車線道路で結ぶ総延長約1・7q。現道は湾曲し道幅が狭く冬期通行が不便なため、地域の交通環境の向上を図るためこのうち約1・5qをトンネル区間、一部に橋梁を整備するバイパスを計画。
 関連して、財務省はこのほど4月1日から2026年3月31日までに契約締結する案件を対象にWTO政府調達協定の基準額を見直した。
 それによると、国発注分は、建設工事を現行の6億8000万円から「8億1000万円」、建築やエンジニアリングなど業務の技術的サービスを6800万円から「8100万円」に引き上げる。都道府県・政令市発注分は、建設工事が22億8000万円から「27億2000万円」、技術的サービスが2億2000万円から「2億7000万円」に変わる。
 その他機関のうち、高速道路会社などA群の建設工事は22億8000万円から「27億2000万円」、建築研究所などB群の建設工事は6億8000万円から「8億1000万円」に変更。その他機関の技術的サービスは6800万円から「8100万円」に一律で引き上げになる。

提供:滋賀産業新聞