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建設新聞社
2024/04/09

【東北・福島】19日までプロポ参加受付/福島駅周辺まちづくり検討業務

 福島市は、福島駅東口再開発事業やイトーヨーカドー跡地などを対象とした東西一体的なまちづくりを目的とする「福島駅周辺まちづくり検討業務」の委託者選定へ、5日付けで公募型プロポーザルを公告した。
 参加表明書は19日、技術提案書は30日まで都市政策部都市計画課で受け付ける。審査会(プレゼンテーション)は5月7日10時から福島市市民会館で開催し、審査結果通知は同10日を予定している。
 参加資格は、市有資格者名簿の調査・計画策定業務に登載され、2019年度以降にまちづくり関連の計画策定業務または類似業務の受託実績があることなど。
 提案テーマは、福島駅周辺エリアにおける現状と課題や、駅まちの考え方と官民連携についてなど。委託費上限額は400万円(税込み)。
 JR福島駅東口では、栄町の2fを対象に福島駅東口地区第1種市街地再開発事業が進行中。百貨店・中合などの跡地に複合棟(民間商業・公共施設)、駐車場棟、住宅棟の3棟延べ約8万3000平方bの再開発ビルを建設予定だったが、現在は事業費抑制のため複合棟を分棟化する方向で調整を進めており、建築着工時期は未定となっている。
 一方西口の太田町では、商業施設「イトーヨーカドー」が5月での撤退を表明。RC造4階建て、延べ1万9071平方bの建物や、敷地2万3750平方bがおよぼす中心市街地の空洞化が懸念されている。
 今回の業務では「風格ある県都ふくしま」を目指し、東口再開発事業やイトーヨーカドー跡地に、福島駅や東西自由通路の整備などを含めた福島駅東西一体的なまちづくりについて検討する。
 具体的には、市が作成した将来像と方向性を基に福島駅周辺まちづくりの段階的な施策展開を検討し、まちづくり方針図をまとめる。さらに、イトーヨーカドー跡地への都市機能の導入や配置を検討するほか、福島駅周辺まちづくり検討会や市民の意見を踏まえイメージパースを作成する。
 履行期限は25年3月31日。。

 提供:建設新聞社