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建設新聞社
2024/04/16

【東北・福島】BT+コンセッション方式の整備運営/宇宙関連試験施設の可能性調査

 南相馬市は12日、宇宙関連企業がロケット打ち上げなどを行う宇宙関連試験施設の整備運営に向けたBT+コンセッション方式の導入可能性調査業務を公募型プロポーザルで公告した。
 参加申込書は5月10日、企画提案書は同17日まで商工観光部商工労政課宇宙関連産業推進室で受け付ける。
 参加資格は2023・24年度市入札参加資格者名簿登録者で、PFIアドバイザリーに関する業務受託実績を有することなど。予算上限額は999万5000円(税込み)。
 同市では、福島イノベーション・コースト構想における航空宇宙分野の企業集積が進んでおり、これまでに再使用型ロケットの将来宇宙輸送システム(東京都中央区)や衛星軌道投入ロケットのAstroX(南相馬市)、小型衛星専用宇宙輸送ロケットのインターステラテクノロジズ(北海道大樹町)などとロケット開発に関する連携協定を締結している。
 今回の業務は、宇宙関連企業が実験および打ち上げに利用可能な地上試験設備や発射台(ローンチパッド)などの宇宙関連試験施設についてBT+コンセッション方式の整備運営が可能であるか調査するもの。
 主な内容は、ビジネスモデルなどBT+コンセッション方式の適用内容調査・分析、想定されるSPCなど事業スキームおよびリスク分担の検討、宇宙関連試験施設と一体的な周辺エリアの活用手法など周辺地域の活性化と関連施設連携の検討、民間事業者意向調査、VFM簡易試算、全体事業スケジュール策定支援など。履行期限は25年3月31日まで。

 提供:建設新聞社