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日刊建設タイムズ社
2024/04/18

【千葉】事業手法は従来方式/来年度に大規模改修工発注/八千代市 ふれあいプラザ

 八千代市は、ふれあいプラザ改修基本計画を策定した。事業手法について、2023年度に八千代エンジニヤリングが担当したPFI等導入可能性調査の結果を踏まえ、大規模改修工事を「設計施工分離発注方式(従来方式)」、運営を「指定管理者制度」に決定。早ければ、6月補正予算に基本設計・実施設計業務委託料を計上。設計をまとめた後、25年度に一般競争入札で工事発注し、28年度の供用開始を目指す。休館期間を短縮するため、大規模改修工事と併せて設備工事などを行う方針。
 基本計画における再整備方針は、今後50年程度の施設維持、環境・SDGs等への配慮、稼働率の向上、多様化する市民ニーズへの対応など。
 工事内容は、屋上アスファルト防水・屋根ウレタン塗膜防水・外構アスファルト舗装・給排水配管・給排水設備・受変電設備・空調設備の改修、金属屋根の塗装、コンクリート外壁躯体の補修、天井パネル・擁壁浮き部分の修繕、外壁シーリングの打ち替え、屋根アスファルト葺き替え、バルコニー等床タイルの部分張り替えなど。
 多様な利用者の利便性向上や環境問題への配慮のため、手すりおよび多目的更衣室の設置、非常用発電設備の更新、太陽光発電設備の導入なども検討する。
 ふれあいプラザは、上高野640―2に所在。敷地面積は9806・51u。
 建物は、RC造5階建て、建築面積3472・82u、延べ床面積6482・51u。1993年7月の開設。2025年3月31日までの指定管理者は八千代未来創造グループ。
 フロア構成は▽1階=市民健康増進センター(屋内温水プール、幼児用プール)▽2階=市民健康増進センター(スポーツ室・アスレチック室)、地域ふれあいセンター(会議室)▽3階=市民健康増進センター(大広間、浴室、体育室、図書ラウンジ)、地域ふれあいセンター(福祉集会室、料理講習室)、高齢者福祉センター(娯楽室、会議室、相談室、健康相談室)▽4階=地域ふれあいセンター(会議室)――など。
 22年度には、ふれあいプラザ整備計画作成業務をNTTファシリティーズが担当し、建物劣化度調査を実施。日本庭園上部の天端モルタルの著しい浮き、大広間上部の排煙窓の開放不良、体育室の天井仕上げパネルにおける剥落の危険性、屋上防水性能の低下、擁壁の欠損、設備の経年劣化、屋外空調設備の錆、温水管等の漏水などが認められた。k_times_comをフォローしましょう
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