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建通新聞社(中部)
2024/04/24

【愛知】名鉄と尾張旭市 三郷駅南再開発へ連携協定

 尾張旭市と名古屋鉄道(名鉄、名古屋市中村区名駅1ノ2ノ4)は4月18日、地域活性化包括連携協定を結んだ。同市の柴田浩市長によると、締結のきっかけは2023年7月に組合が設立した「三郷駅前地区第一種市街地再開発事業」。両者は今後、同再開発事業を中心に市全域を対象として、まちづくりの推進や交流拠点の創出、市の魅力向上などで協議・連携していく方針だ。
 三郷駅前地区第一種市街地再開発事業は、名鉄瀬戸線・三郷駅の南側の約1・1fを対象に計画。駅前広場を整備する他、A街区(敷地面積約3980平方b)には駅直結のマンションや商業・公益施設など、B街区(同約2400平方b)には駐車場、C街区(同約880平方b)には商業施設を整備する。
 一般業務代行者としてアール・アイ・エーとオオバの共同企業体(JV)、事業協力者として三菱地所レジデンス・フージャースコーポレーションJVが参画。27年度末の完成を目指し、現在は権利変換の手続きを進めているという。
 18日に開かれた締結式には、柴田市長の他に名鉄の鈴木清美副社長が参加。柴田市長は「駅は再開発の生命線。事業によって人の導線が変わるため、駅のリニューアルとまちづくりの連携を図っていく」と語った。また鈴木副社長は、「駅が周辺の開発と、まちづくりの拠点になる」とした上で、「駅の整備と再開発事業の整合を取り、利用者の利便性を向上させる」と話した。


提供:建通新聞社