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建通新聞社(岡山)
2024/04/24

【岡山】岡山県 盲・聾学校新校舎整備 5月にも基本計画入札

 岡山県は、岡山盲学校(岡山市中区原尾島)と岡山聾学校(岡山市中区土田)の機能を集約した新校舎整備について、早ければ5月にも基本計画策定業務を指名競争で入札する。2024年度は大規模事業評価を行い、25年度に基本・実施設計を委託し、順調なら26年度に着工する。29年度の開校を目指している。
 基本構想によると、岡山市中区土田51の岡山聾学校のグラウンドに盲学校と聾学校の機能を持つ新校舎を建設する。視覚障害教育部門と聴覚障害教育部門を併設した新しい一体型の学校とする。特別教室や体育館などの共用部門を除き、視覚障害教育部門の建物と聴覚障害教育部門の建物を別棟にし、基本的な生活空間を分離した併設タイプとする。
 校舎と寄宿舎、給食調理場は在籍児童生徒数に見合った施設を新たに整備する。体育館は聾学校の現体育館を改修する。総事業費は約50億円を見込む。
 岡山聾学校の現施設は、鉄筋コンクリート造3階建て延べ3656平方bの小学部・特別教室棟(71年建築)、鉄筋コンクリート造3階建て延べ634平方bの中学部棟(72年建築)、鉄筋コンクリート造3階建て延べ688平方bの高等部棟(72年築)、鉄骨造平屋366平方bの工芸棟(72年築)。
 鉄筋コンクリート造平屋589平方bの幼稚部棟(72年築)、鉄骨造平屋742平方bの体育館(73年築)、鉄筋コンクリート造2階建て延べ1158平方bの寄宿舎・食堂棟(72年築)。敷地面積は約2・5f。市街化調整区域で、建ぺい率は60%、容積率は200%となっている。
 跡地活用が注目される岡山盲学校の現施設は、鉄骨造平屋392平方bの屋内体育館棟(1965年築)、鉄骨造2階建て延べ301平方bの教室棟(69年建築)、鉄骨造2階建て延べ219平方bの普通教室棟(69年築)、鉄骨造2階建て延べ301平方bの特別教室棟(71年建築)。
 鉄骨造平屋360平方bの食堂棟(78年築)、鉄筋コンクリート造3階建て延べ1450平方bの教室棟(83年建築)、鉄筋コンクリート造3階建て延べ1299平方bの教室棟(84年築)、鉄筋コンクリート造2階建て延べ1174平方bの管理棟(85年築)。
 鉄筋コンクリート造2階建て延べ722平方bの高等部棟(86年築)、鉄骨造平屋202平方bの渡り廊下棟(86年築)、鉄筋コンクリート造2階建て延べ457平方bの寄宿舎棟(75年築)、鉄筋コンクリート造2階建て延べ511平方bの寄宿舎棟(76年築)、鉄筋コンクリート造2階建て延べ340平方bの寄宿舎棟(81年築)。敷地面積は約2・8f。第1種低層住居専用地域で、建ぺい率は50%、容積率は100%。

提供:建通新聞社