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日本工業経済新聞社(群馬)
2024/07/10

【群馬】川戸で盛土および函渠工2基


県上信自動車道建設事務所は、吾妻東バイパス工区の東吾妻町川戸地内で行う路体盛土工および函渠工を近く一括して条件付き一般競争入札で公告する。工事用道路の整備などに向けて延長880m区間で約6万立方mの盛土を行い、2基の函渠を新設する。設計は大日本ダイヤコンサルタント(東京都千代田区)が担当した。
工事はリバティーブルー(川戸402)付近で行う。未整備地区であることから、進入路を確保するために延長880mで幅員5mの工事用道路と幅員2mの機能保証道路を整備するため盛土を行う。また、同地区は森林地帯となっているために同区間で全面的に伐木を行う。盛土は近接地で予定している切土工事で出た土砂を使用する。今回発注する工事では、約6万立方mで盛土を行い、一番高いところでは高さ19m程度積み上げる。同地区の全体としては盛土量約24万立方mを予定している。
また、盛土により隣接する町道1189号線などを塞ぐため、24号と25号函渠を建設する。
24号は高さ7・3m、幅6・6m、延長21・8m。内空断面は高さ5・9m、幅5・2mとなる。鉄筋量33t、コンクリート量440立方m、型枠面積820u、掘削土量600立方m、埋め戻し土量310立方mで施工する。
25号は高さ7・2m、幅6・5m、延長30mで、内空断面は高さ5・8m、幅5・1m。鉄筋量103t、コンクリート量599立方m、型枠面積1120u、掘削土量1340立方m、埋め戻し土量810立方mの規模となる。
このほか同工区では今後、盛土工や補強土壁工、法面保護工や水路工、舗装工の発注を予定している。
吾妻東バイパスは、植栗・中之条インターチェンジから厚田インターチェンジまでを結ぶ、延長約6400m、幅員10・5mの新設道路。2014年度に事業を開始、29年度の完了を目指している。