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　上尾市は図書館本館（上町１−７−１）更新事業に当たり、工事期間中に仮本館を設置する先を丸広百貨店上尾店の一部とする方向で同者と大筋合意に達した。同施設６階の一部に仮本館を置きつつ、本館更新後も図書館分館などの公共施設として活用する予定。今後は市・丸広百貨店で協議を重ね、仮本館の設置に向けた詳細を詰める見通しだ。
　現図書館の施設規模はＲＣ造地下２階地上２階建て、建築面積１１０３�u、延べ床面積２３７６�u。竣工は１９８１年で、設備老朽化への対応が必要となっている。
　８月に策定した「図書館本館更新方針」に基づき、施設をリノベーション（大規模改修・長寿命化）する計画。施工中は現施設を閉館する格好となるため、工事期間に図書館をどう運営するかが課題だった。
　このたび、上尾駅前に位置し図書館本館とも近接している丸広百貨店上尾店（宮本町１−１）を本館更新中の仮本館設置先とする方向で、市と丸広百貨店との間で大筋の合意に至った。６階の一部（約１４６２�u）を賃貸借して仮本館として活用する予定だ。
　仮本館を設置するためには、賃料や必要となる事前経費、設計・施工をどう進めるかなど多くの事項を検討する必要がある。今後は丸広百貨店側と協議を重ね、こうした詳細を詰める見通し。
　図書館本館の更新に関しても、現在はおおむねの方向性を示す「更新方針」までがまとまった段階。今後はさらに具体的な整備方針の検討に入るものとみられる。

提供：埼玉建設新聞