松山市は、PFI法に基づき手続きを進めていた「松山市斎場再整備・運営事業」の民間事業者を西松建設四国支店を代表企業とする西松建設グループに決めた。決定は11月29日付で、入札価格は85億4625万6555円(税別)だった。今後は基本協定締結を経て、落札者が設立するSPCと仮契約を締結する。市議会の議決を経て、正式契約となる。グループの構成企業は西松建設四国支店の他、宮本工業所、五輪、合人社計画研究所、二神組。また協力企業は山下設計関西支社と大建設計工務となっている。
事業は将来の火葬需要の増加や既存斎場の老朽化、利用者のニーズの変化などを踏まえ、現斎場(食場町乙11ノ9)の敷地南側を造成し確保した9010平方bの敷地に、火葬炉14基(大型炉2基含む)を備えた2階建て延べ5150平方b程度の新斎場をPFI事業(BTO方式)で建設する。事業期間は事業契約締結日から2048年3月31日まで。
契約締結後は、25年4月から28年7月にかけて設計や建設工事と開業準備、新斎場の引渡しや所有権移転を行い、28年8月1日の供用開始(維持管理期間の開始)を目指す。続いて、28年8月から29年7月にかけて現斎場(鉄筋コンクリート一部鉄骨造2階建て延べ1872平方b)の解体・撤去、駐車場などの跡地整備を行う。
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建通新聞社