岡山市は、第4回アリーナ整備検討会議(座長・大森雅夫市長)を開き、最大収容者数約1万人(コンサート利用時7500席)とする場合の事業費見込み額が基本計画時の約145億円の倍近い275〜280億円となることを報告した。市は、2025年度当初予算に関係事業費を計上する考えで、関係機関との調整を進めている。
事業費の内訳は本体工事が218億円、その他42億円の計260億円。道路・インフラ改修などが15〜20億円となっている。財源は国庫補助金、企業版ふるさと納税を含む寄付金、市債、一般財源を見込んでいる。
また、計画に盛り込まれていた北長瀬未来ふれあい総合公園から新アリーナまでのペデストリアンデッキを設置する案については、平面での一体的な利用の可能性について検討を進めているとした。
今後のスケジュール案は25年度に要求水準書の作成、26年度に事業者を選定し、27〜28年度に設計、29年度から工事に着手、31年の完成を目指している。
新アリーナの計画地は、北区野田4ノ17ノ101他の北長瀬みずほ住座跡地約1・6f。
基本計画では、事業手法は、市が資金を調達して設計・建設(DB)、維持管理・運営(O)を別契約により包括的に民間事業者が行うDBO方式または民間資金を活用し施設整備、維持管理・運営を一括で複数年度契約として発注するPFI(BTO)方式の採用を想定。
調査業務などは、パシフィックコンサルタンツ(岡山市北区)が担当している。
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提供:建通新聞社」