京都府は5日、京都アリーナ(仮称)整備等事業の契約締結案を開会中の2月議会に追加提出する。
向日町競輪場敷地内に民間事業者が京都アリーナを整備し運営するもので、公募型プロポーザルで伊藤忠商事鰍代表企業とする計10社のグループを優先交渉権者に選定していた。
同社グループの提案によると、事業方式はDBFO方式(竣工したアリーナ施設の建物本体(躯体等)を府が取得、維持管理・運営のために事業者に土地及び建物を無償貸付)。
アリーナ施設はS造5階建、延2万9774・56u。座席数はスポーツ利用が8925席、コンサート利用が9328席で、競技面は68m×48mのメインアリーナ、38・7m×22・5mのサブアリーナで構成。
設計・建設期間は令和7年3月から10年7月。開業時期は令和10年10月。維持管理・運営期間は令和10年7月〜20年3月(9年9ヵ月)(第1期)、20年4月〜30年3月(10ヵ年)(第2期)、30年4月〜40年3月(10ヵ年)(第3期)。10年毎の契約更新により計29年9ヵ月の維持管理・運営を想定。
提案価格としては施設整備費及び維持管理・運営費に348億円。
契約相手方は、伊藤忠商事梶i大阪市北区/設計・整備期間のプロジェクトマネジメント)、活イ設計(東京都大田区/設計)、椛蝸ム組大阪本店(大阪市中央区/建設)、鞄d通(東京都港区/維持管理・運営期間のプロジェクトマネジメント)、潟nリマビステム(横浜市西区/維持管理)、協栄ビル管理梶i京都市中京区/維持管理)、伊藤忠アーバンコミュニティ梶i東京都中央区/維持管理)、シンコースポーツ梶i東京都中央区/運営)、NTT・TCリース梶i東京都港区/ファイナンス)、京銀リース梶i京都市下京区/ファイナンス)。契約金額は288億4024万円に支払い利息並びに物価変動及び法令の改正等に伴う増減額を加算した額。契約履行場所は向日市寺戸町。契約期間は議決日から令和40年3月31日まで。