観音寺市は、2025年度当初予算案を公表した。一般会計の投資的経費は71億3875万円で、新道の駅整備事業や第2運動公園整備事業、スマートインターチェンジ整備事業などの影響で、24年度当初予算から50・6%の大幅な増加となった。
建設関連の主な事業では、新道の駅整備事業として、1億3587万円を計上。用地取得に向けた物件調査や進入路の測量設計、基本設計などに取り組む。
継続事業となる第2運動公園整備事業には、7億3464万円を計上。多目的グラウンドと芝生広場、駐車場の整備工事に予算を充てる。
26年春の供用開始を目指し整備が進むスマートインターチェンジ整備事業には、整備工事費などとして、12億1986万円を付けた。
新規事業では、観音寺駅周辺整備事業として707万円を設定。駅舎内に自習室やコワーキングスペースとなる多目的室を整備する。
拡充事業では、中学校施設設備整備事業に5184万円を充てる。体育館への空調設置調査設計と中部中学校・大野原中学校空調設置実施設計を行う。
また、観音寺都市公園等施設整備事業に2748万円を追加。観音寺駅南広場に屋根付きの駐輪場を新設する。他にも、自治会集会所等建設補助事業として、3100万円を計上。エアコン備品整備の補助金を新設する。
その他、豊浜認定こども園建設事業に2億4775万円、伊吹地域漁港整備事業(特定)に2億0705万円、交通安全対策事業(通学路緊急対策)に1億4894万円、伊吹観音寺航路待合所等整備事業に1億2777万円、柞田川右岸線改築事業に9965万円。
市道橋落橋防止対策事業に7090万円、漁港施設老朽化対策事業に5060万円、運動公園施設整備改修事業に5923万円、港湾施設長寿命化対策事業(社会資本)に5060万円、南・西統合公民館建設事業に3046万円、観光施設整備事業に2114万円を付けた。
また、下水道事業会計として、建設改良費2億0248万円を計上。主な内訳として、管路建設改良費に委託料950万円、工事費1億5100万円を、処理場建設改良費に工事費300万円を、ポンプ場建設改良費に委託料2626万円を、工事費300万円を設定した。
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建通新聞社