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建通新聞社四国
2025/03/07

【高知】旧国民宿舎桂浜荘P−PFI事業者 ピア―サーティーを選定

 高知市は、Park―PFI制度を活用した「旧国民宿舎桂浜荘P−PFI事業」の事業者を公募した結果、飲食業やホテル事業を運営するピア―サーティー(岡山県倉敷市)を設置予定者として選定した。2027年4月1日までの供用開始を予定している。
 同社は、国民宿舎「桂浜荘」をリノベーションし、宿泊施設として管理運営を行う。提案で示した計画では、新たな施設名を「桂浜別邸龍馬荘」とし、桂浜荘のリニューアル、樹木伐採や保全などによりホテルからの景観を改善する他、イベントを通じて新たなホテルと桂浜の魅力を全国へ情報発信する。
 リノベーションコンセプトは、「桂浜随一の景観を堪能できる宿」、「四国で一番の料理で選ばれる宿」、「坂本龍馬を連想させる宿」。全客室を全面改装し完全個室の露店風呂を設置、個室食事処とラウンジダイニングなどを整備する。ユニバーサルデザインやバリアフリーを採用し、客室23室(全客室露店風呂付)の他、付帯設備としてラウンジやデッキテラスなどを設ける。その他、桂浜公園の山頂駐車場、散策路などを整備する。
 国民宿舎「桂浜荘」の施設規模は、鉄筋コンクリート造地下1階地上5階建て延べ3587平方b。地階に大小の研修室、1階にレストランや売店、2階に大広間と小広間、3階に浴場があり、客室は3〜5階に和室27室と洋室3室を備える。現在の建物は1995年に完成した。コロナ禍の収入減を理由に21年10月から休館している。所在地は浦戸830ノ25。

提供:建通新聞社