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滋賀産業新聞
2025/03/11

【滋賀】大津市 市役所庁舎の建替

 大津市は、皇子山総合運動公園の一部を前提として建て替えが検討されている市役所庁舎(御陵町)について、このほど公表した当初予算案に、庁舎整備の検討事業費を盛り込み、そのなかで、新規に代替公園及び皇子山総合運動公園のあり方検討業務委託料、また、国体広場・テニスコート解体実施設計費も計上し、皇子山総合運動公園での新庁舎整備に向けた取り組みを進めていく。
 現在、庁舎整備基本計画策定を日建設計大阪オフィス(大阪市中央区)のコンサルで進めており、近く基本計画案を決定、25年度早期にはパブリックコメントによる意見募集を実施し、6月末にも基本計画を策定する。また、公園整備に係るスケジュールは別途整理を行う見通し。
 庁舎整備基本計画の構成は、▽基本計画方針の整理(庁舎整備、庁舎周辺整備、代替公園整備、現庁舎、跡地等に関する基本的な考え方)、▽新庁舎の導入機能・性能の検討、▽新庁舎の規模の検討、▽施設計画の検討(配置計画、建築計画、構造計画、設備計画、外構計画)。そのほかに、事業計画については、▽概算事業費及び財源の検討(庁舎整備等にかかるイニシャルコスト、ランニングコスト、財源計画の検討)、▽事業スケジュールの検討(基本計画を策定後、発注を予定している基本・実施設計から工事、供用開始までの事業スケジュールの作成、▽事業手法の比較検討(事業手法・分離発注方式、デザインビルド方式、PFI方式等について比較・検討)、▽設計者等選定方式の比較検討(設計者等選定にあたり、プロポーザル方式やコンペティション方式、競争入札方式、その他方式についての比較・検討)―。
 現在の同市庁舎は、本館がSRC造5階建地下1階、延1万5160平方bで、1967年完成。別館はSRC造3階建地下1階、延6251平方bで、1971年完成。新館については、SRC造7階建地下1階、延1万0948平方bで、1989年完成。第2別館はRC造2階建地下1階、延1273平方bの1993年完成。
 なお、当初予算案に庁舎整備検討事業費6767万円を計上し、内訳は、▼皇子山総合運動公園調査測量業務1800万円、▼同運動公園国体広場及びテニスコート解体設計業務470万円、▼代替公園および同運動公園のあり方検討業務委託料260万円―など。

提供:滋賀産業新聞