吉勝重建の安全衛生委員会(委員長・矢野智孝社長)は8日、2025年の安全大会を開催した。福井吉勝会、関西吉勝会、滋賀吉勝会、関東吉勝会が共催。
坂井市丸岡町一本田のJA福井県丸岡支店に約400人が集まったほか、神戸支店、滋賀支店、輪島営業所もリモートでつなぎ、計650人が参加。災害ゼロへ決意を新たにした。
矢野委員長は「企業の魅力が、今後、労働安全衛生に集約されていくのではないか」とし、担い手確保の観点からも、事故防止等の重要性を改めて強調した。続いて、福井吉勝会の矢野喜一会長もあいさつした。
特別講演は、土蔵労働コンサルタント事務所の井上徳彦代表取締役が講師を務めた。テーマは「1年を振り返って学ぶ解体現場の労働災害」。講演では、昨今の事例を挙げながら、SNS時代の現代における人権の重要性を指摘。その上で、企業が配慮すべき人権には、労働安全衛生が含まれるとした。その後、▽脚立・立ち馬からの転落▽荷役作業時のケガ▽屋根からの墜落▽重機・車両・工具によるケガ−について、具体例を挙げながら防止策などをレクチャーした。
引き続き、現場安全功労者表彰、安全標語表彰を実施。その後、社員代表の尼形桂一さんが安全宣言を行った。
表彰式
■現場安全功労表彰
・ダイヤ産業(徳木浩幸代表取締役)
■安全標語表彰(敬称略)
・本社 最優秀賞 齋藤文彦
「安全は人に頼るな まかせるな みんなで目指そうゼロ害!!」
・神戸支店 最優秀賞 井上麻弥
「大丈夫 慣れた作業に落とし穴 確認しよう作業手順」
・滋賀支店 最優秀賞 水長健一
「安全は基本動作の繰り返し 手順を守りゼロ災害」