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秋田建設工業新聞社
2025/03/11

【秋田】県道大館十和田湖線・雪沢工区の改築/バイパス部の雪沢橋上部工に着工

 北秋田地域振興局建設部は、県道大館十和田湖線・雪沢工区改築に関し、4年度から整備を進めているミニバイパス区間のうち、7年度に(仮称)雪沢橋の上部工や、橋梁前後・終点部の道路改良に着工する方針。交付金の決定を待ち、6月以降に工事を公告する。同橋の下部工は整備済みで、上部工は8年度までかけて製作し架設する。

 事業は、延長2,930m区間(起点:大館市雪沢字大滝〜終点:同小雪沢)でミニバイパス築造や既存道路の拡幅を行うもの。改築により急カーブや狭あい区間を解消し、交通事故防止を図る。総事業費は約12億3,000万円、事業期間は10年度までを予定している。

 ミニバイパスの延長は620mで、長木川との交差部に(仮称)雪沢橋を設ける。拡幅区間(L2,310m)では、長木川に架かる小雪沢橋(昭和61年架設L36.98m、W9.2m〔有効W8m〕、重力式橋台、鋼単純合成鈑桁橋)も合わせて拡幅する。

 整備ではミニバイパスの築造を先行。今年度は盛土や側溝などを6月までの工期で推進中。架設する雪沢橋は橋長45.1m、幅員8.5m(車道W6m)規模の鋼単純箱桁橋(逆T式橋台)で、7年度に上部工製作・架設工を一括で発注する。また、終点部や橋梁前後の道路改良200mなども実施する方針。

 なお、道路詳細設計と小雪沢拡幅設計はセントラルコンサルタント、雪沢橋詳細設計は復建技術コンサルタントが担当した。

提供:秋田建設工業新聞社