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滋賀産業新聞
2025/03/14

【滋賀】守山市 小中学校プール集約施設の新設

 守山市教育委員会は、小中学校プールの集約施設の新設を計画している。複数校が共同利用する屋内プールを建設するもの。5月頃にもプロポーザルを公告して設計者を選定する考えだ。2025年度(令和7年度)に基本設計、26年度(令和8年度)には実施設計を行う予定。工事スケジュールは26〜27年度(令和8〜9年度)を見込む。
 市の25年度(令和7年度)当初予算案には、小中学校プール施設整備事業に係る業務経費(小中学校プール集約化事業)2918万9千円を計上。小中学校プール施設整備工事設計業務(基本設計2915万7千円、実施設計〔債務負担〕6818万1千円)を盛り込んでいる。
 計画では、老朽化している既存の学校屋外プールの集約施設として、屋内温水プールを新設する。建設場所は、守山市民運動公園(守山市三宅町)周辺。そして、市内9小学校および4中学校の水泳授業を▽もりやまエコパーク交流拠点施設▽民間施設(守山イトマンスイミングスクール)▽学校プール集約施設―に段階的に移行する。
 これまで、児童・生徒の安全・安心な授業環境の実現、教員の負担軽減、施設整備の財政負担軽減などを目的に、小中学校プール施設のあり方について検討が進められてきた。方針では、エコパーク、民間施設を最大限活用しつつ、集約施設(屋内温水プール)を新設。授業で使用しない時間は市民開放を行う。バス移動は中型バス2台の購入を前提とした運用方法を検討する。
 各施設の利用校は▽エコパーク=中洲小学校・明富中学校・守山北中学校▽民間施設=吉身小学校・立入が丘小学校▽集約施設=守山小学校・物部小学校・小津小学校・玉津小学校・速野小学校・河西小学校・守山南中学校・守山中学校―。
 小中学校プール施設あり方検討業務は、三菱UFJリサーチ&コンサルティング大阪事業所(大阪市北区)が担当。

提供:滋賀産業新聞