船橋市は2025年度当初予算案で、海神中学校校舎建替事業に総額44億4904万1000円の4か年継続費を設定している。老朽化が進んでいる北東校舎について、敷地南側で移転建て替えを行う。25年度早期に建築、電気設備、機械設備、空調設備、給排水設備の5分離で工事発注し、6月定例議会で請負契約締結について承認を求める。その後、7月から27年7月31日にかけて新校舎を施工し、27年9月に供用開始。27年度から28年度の2か年で北東校舎を解体する。
海神中学校は、海神4―27―1の敷地面積2万6157uに所在。飛ノ台史跡公園博物館が併設されている。
新校舎は、RC造5階建て、延べ床面積約5600u。必要諸室は、普通教室23室、特別支援教室2室、職員室、校長室、事務室、保健室など。
解体する北東校舎は、RC造4階建て、延べ床面積2347・3u、1961年の竣工。2021年3月策定の施設類型方針(個別施設計画)において10年以内に長寿命化を検討するとしていたが、老朽化が著しいことから敷地内で移転建て替えを実施する方針に転換した。
設計業務は大建設計が担当。スロープ設置およびプール解体など準備工事に関しては、櫻工営が31日まで請け負っている。