トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社(中部)
2025/03/17

【愛知】名鉄都市開発 豊川駅前に複合ビル開発

 名鉄都市開発(名古屋市中村区名駅4ノ8ノ18)は、JR飯田線・豊川駅前での複合ビル開発計画を明らかにした。店舗やオフィスの他、約110室のホテルを備える。5月に着工し、2026年10月の完成を予定。施工者は「未定」としている。
 同計画は名鉄都市開発の他、ハクヨープロデュースシステム(豊川市)が事業協力者として参画。ハクヨーは、オーエスジーと豊川信用金庫、加山興業(いずれも豊川市)とともに共同出資も行っている。総事業費は非公表。
 新築の規模は、鉄骨造12階建て延べ約8130平方b、高さ約46b。敷地面積約2360平方b、建築面積約1100平方b。施設は1階を商業フロア、2〜4階をオフィスフロアとし、5階にはオフィスとバンケットホール(宴会場)が入る。6〜12階を、約110室のホテルとして整備する計画だ。
 各テナントは大部分が内定済みとしており、1階にはコンビニエンスストアとカフェ、レストランが入るもよう。オフィスには共同出資した4社の他、複数の事業者が入る。ホテル事業者は「非公表」とした。
 建設地は、東三河都市計画事業豊川駅東土地区画整理事業59街区2―1区画。豊川駅東口からロータリーを挟んだ南東側に位置しており、市が定める豊川駅東地区計画A地区の区域内。建ぺい率は80%、容積率は400%。
 プロジェクト名は「豊川駅前複合ビル開発計画(仮称)」。名鉄都市開発によると、土地を所有していた同者に対し、ハクヨーが企画を提案。4年の構想期間を経て実現に至ったという。同ビルは26年10月の完成後、同年11月に予定している豊川稲荷の午(うま)年開帳に合わせ、同じく26年11月に開業する考え。
 設計はオノコムデザインセンター(豊橋市)が担当している。


提供:建通新聞社