熊谷市は、県内最大規模となる新熊谷学校給食センター整備事業について、PFI導入に向けて示していた実施方針などを改訂し、公表した。2024年11月に初めて発表して以降、事業者などからヒアリングを進めている。さらに改訂を続け、4月に確定版として公表する方針だ。
実施方針の改訂版では、「事業の目的」の項に設備規模を「提供食数最大約1万3000食規模」とすることを改めて明記するなどした。
また、要求水準書の改訂版では、センター内の調理ゾーンの部屋分けについて、肉や魚の下処理スペースと、手作り調理を行える「手作り準備室」とを、大きさや費用などを考慮して、同一部屋に設置できるなどと変更した。さらに、関連業務として、災害時などの対応も追記した。
同市教育総務課によると、正式な確定版は4月1日ごろに発表する予定。
その後、7月中旬に提案審査書類の受付を始め、8月下旬に提案書についてヒアリングを行う。9月上旬に優先交渉権者を決定して、12月下旬には市議会での承認を経て、事業契約を締結するスケジュールになっている。
提供:埼玉建設新聞