福井県建設業協会(山本厚会長)の建設青年委員会に、下部組織となる「女性部会」が立ち上がった。「けんせつ女子会」の積み重ねを踏まえた13日のキックオフ会には、県内の建設業で働く女性35人が集結。女性活躍の本質をめぐり、活発に意見を交わした。初代の部会長には、南里佳さん(三光産業の総務部)が就任し、正会員の呼び掛けも行った。
まず、女性部会のサポート役を担う建設青年委員会の辻広昌平委員長(辻広組副社長)が開会挨拶。親会の大川淳一郎協会専務も設立趣旨を説明した。建設青年委員会の谷口康介副委員長(高野組副社長)が全国建設青年会議第29回全国大会。はたらくくるま事業実行委員会の上野正人委員長(清水組常務)も、動画を用いて活動内容を生き生き紹介した。
続いて、全員参加型のパネルディスカッションを展開。昨今よく耳にする女性活躍の意味について、自分に引きつけて考え合った。ファシリテーターは辻広委員長。パネリストは、南部会長と、部会の田中弓枝役員(日本ピーエス事業推進本部サブリーダー)が務め、「平等より公平」などと本音で語り合った。
なお、総合司会は、道端健太副委員長(道端組社長)が務めた。
企画を通し声届け
南部会長が閉会挨拶。「今後もけんせつ女子会(今回が5回目)を続けるなど、企画を通して皆さんと交流し、声(技術系と事務系を合わせ)を届けていきたい。ふだん会う機会が少ないだけで、存在感のある方がとても多いと実感。女性のパワーで一緒に、業界を盛り上げていきましょう」と力を込めた。