新発田市は、2025年度から3カ年で整備する本丸中学校の長寿命化改良事業について、初弾工となる中棟を市議会6月定例会にて請負承認を諮りたい考えだ。2月補正予算に工事費6億2500万9000円を計上した。
同校(緑町2−7−22)は築40年が経過。校舎棟RC造4階一部3階建て延べ約7500平方メートル(普通教室棟、特別教室棟、管理棟)と、屋内運動場S造平屋建て延べ約1500平方メートルを全面改修するもの。
計画によると、屋根や外壁と窓の断熱化、照明のLED化を検討するほか、内部や各設備などの老朽化が著しいため、ライフラインの更新を行う。また、構造体の長寿命化、トイレ洋式化およびバリアフリー化などの工事を推進することで、快適な教育環境の充実を図る。25年度については校舎棟(中棟)のほか、屋内運動場の実施設計を進め、26年度から着工する。28年度の全体完了を目指し、総額には30億円を想定している。実施設計は新発田市建築設計協同組合が担当。
市では学校施設等長寿命化計画に基づき、優先度を付けながら抜本的な改善に努め、第1弾の川東中学校に次いで2校目となる。