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日本工業経済新聞社(埼玉)
2025/03/18

【埼玉】県福祉部 中央児童相談所の一時保育所整備へ25年度に解体・建設

 県福祉部は中央児童相談所(上尾市上尾村1242ー1)の一時保護所整備について、2025年度前半に解体工事を発注、その後、建設工事に着手する。当初予算案へ解体および建設工事費として4億5245万4000円を計上、26年度まで整備を行い27年度からの運営開始にあわせて、仮設運営していた一時保育所を解体する。
 敷地面積は6251u。老朽化している一時保護所棟を解体し、学齢児童(小学・中学・高校生)が過ごす居室原則個室化した新棟を建てる計画となっている。
 新築する施設はRC造2階建て、延べ床面積1839u、定員30人の規模で計画している。施設整備では、一時保護児童の居室を個室化するほか、シャワー・トイレ付き居室の設置や学習室の充実を図る。設計業務は松下設計(さいたま市、電話048ー840ー4118)が担当している。
 工事に先駆け解体する既存の棟は、RC造2階建て、延べ床面積約1021u。このほか渡り廊下(S造、約17u)も解体する。
 25年度はこのほか、所沢児童相談所(所沢市並木1―9―2)の一時保護所の整備についても着手する。
 既存施設はRC造2階建て、延べ床面積約1100uの規模。スケジュールによると、25年度は仮設施設の設計をまとめ、26年度には仮設準備を進めるとともに建て替え施設について基本および実施設計を委託する。27年度には既存施設の解体と新築工事を進め29年度の開設・運営を目指す。設計費として当初予算案に871万8000円を計上している。

提供:埼玉建設新聞