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建設経済新聞社
2025/03/19

【京都】宇治田原町公共下水の流域編入 流域下水事業経営審で審議

 京都府は、宇治田原町公共下水道の流域下水道への編入について、3月28日開催の流域下水道事業経営審議会で審議する。
 宇治田原町は、単独公共下水道の木津川流域下水道への編入を計画。令和7年1月には京都府及び木津川流域下水道の構成市町と編入条件の基本事項について、覚書の交換を行った。
 流域下水道への編入に伴う施設整備の主な内容は、管渠敷設がL6・5q(圧送(φ300)1・6q、自然流下(φ450〜700)4・9q)、ポンプ場改築(φ200×2・3m3/min×3基)。
 事業費は47億円で内訳は管渠敷設に40億9000万円、ポンプ場改築に4億1000万円、測量設計等に2億円を見込む。
 府の試算では、単独公共下水道を維持した場合と比較して、維持管理コストや町の終末処理場等の改築更新の費用を削減でき、負担軽減効果は令和7年度〜36年度の30年間で4億1000万円の削減を見込んでいる。
 今後の事業スケジュールは、令和7年度に都市計画法に基づく都市計画決定・事業計画変更の申請(→認可)及び下水道法に基づく事業計画変更の届出(→受理)の法手続き、条例改正等の後、8年度の事業着手を目指す。
 経営審のこのほかの議事は、▽いろは呑龍トンネル事業の再評価について〔投資部会〕▽流域関連市町の排水量確定に係る流量測定について〔調査部会〕▽「京都府流域下水道事業経営戦略」の中間見直しの諮問−など。