新発田市は、旧荒橋小学校グラウンド内に計画する除雪ステーション新築工事について、2025年度当初予算案に4億4925万7000円を計上し、4月中旬に入札公告し、市議会6月議会での請負承認を目指す。
計画によると、国道7号沿いに立地していた維持管理事務所(中田町3丁目地内)と、除雪ステーションの敷地が新発田地域広域事務組合の消防本部・新庁舎の移転先となるため、荒町地内(敷地面積約9000平方メートル)に移転するもの。
建設規模はS造平屋建て(建物高さ5・8メートル)と、軽量S造平屋建て(同3・8メートル)延べ合計1270平方メートル。施設にはショベルローダーおよびロータリー除雪車、グレーダー計13台、搭乗式小型ロータリー除雪車とハンドガイド式除雪機計11台などが配備されるほか、維持管理事務所の機能を兼ねる。現在、旧荒橋小学校校舎を間借りし業務に当たっている。債務負担行為については、すでに24年度当初予算に限度額1億3231万9000円(期間は25年度)を設定している。設計は富永設計(新発田市三日市)が担当。
順調に行けば、25年度末の完成を予定しており、維持管理課では「国の交付金が満額とならない場合は、事務所棟と車庫棟の分割発注もあり得る」としている。