桶川市は学校施設において快適な環境を確保するための工事費を2025年度当初予算案に盛り込む。過年度から進めている学校体育館空調整備には、中学校4校分の工事費4億9800万円を編成。さらに小学校3校分の照明更新に総額1億4930万円を組み込んだ。そのほか、小・中学校ともに防犯監視システムを更新するための費用も充当している。
市はこれまで小・中学校体育館への空調整備を進めており、25年度予算案では最後の工事となる中学校4校分の費用を編成した格好となる。対象校は桶川・桶川東・桶川西・加納中学校で、工事費4億7800万円と工事監理委託費2000万円を充てる。
中学校4校ではそのほか、空調機が設置されていない特別教室に空調設備を整備する計画だ。25年度は設計に取り組むため、委託費1000万円を計上している。
小・中学校で脱炭素化に向けた取り組みとして照明LED化事業も推進する。25年度は小学校3校(桶川・加納・桶川東)を対象に施工する見通しで、工事費1億4930万円を確保した。
同時に、小・中学校ともに安全な教育環境の実現へ向けて防犯監視システムの更新を行う。小学校分の工事費2950万円、中学校分には1500万円を盛り込んだ。
提供:埼玉建設新聞