高島市は、安曇川中学校(安曇川町田中567)について、このほど公表した3月補正予算案に、中学校大規模改造事業費を計上し、長寿命化改良工事に向けた整備事業を進めていく。
所管の学事施設課によると、25年度から26年度の2ヵ年での整備を予定し、スケジュールは、25年度に北校舎および南校舎に取り掛かり、26年度に中校舎の長寿命化改良工事を行う。対象となる安曇川中学校は、校舎棟3棟からなり、延床面積5989平方bで、実施設計は、ゆー空間建築事務所(高島市)で完了している。
25年度に取り掛かる北校舎および南校舎の発注方法は、建築・電気・機械の3案件、分離型で、工事概要は、建築が内部改修工事、屋上防水・外壁改修工事など。電気設備は、動力幹線更新、照明設備更新、分電盤更新など。機械設備については、空調機器更新、トイレ改修工事、給水管更新工事等に着手する。
対象となる安曇川中学校は、建築から約45年が経過しており、屋上防水や内外装の老朽化による雨漏り等が見受けられ、また給水設備に著しい劣化が生じているため、大規模な改修を行い、生徒の学習環境の向上を図っていく。
同市では、市立小中学校の施設について、建築年度やこれまでの大規模改造年度等を勘案し、老朽化が著しい施設から順次計画的に改修工事を進めていく考え。
なお、同市の3月補正予算案に中学校大規模改造事業5億3749万円を計上している、
また、同中学校の体育館空調設備設置工事も計画しており、大東電気工事(高島市)で近く着工し、11月中旬をメドに完了させる。
提供:滋賀産業新聞