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建通新聞社(神奈川)
2025/03/26

【神奈川】県 三浦縦貫2期25年度に詳細設計へ

 神奈川県県土整備局は、三浦縦貫道路の2期区間整備について、2025年度中に設計の見直しを完了させ、道路や橋梁の詳細設計に着手する考えだ。橋梁を2基新設する予定だが、早期の整備を目指すために橋梁区間を短くするなどの調整を行っている。
 三浦縦貫道路は、京浜急行電鉄三崎口駅(三浦市)付近から横浜横須賀道路の衣笠インターチェンジ(横須賀市)を結ぶ2車線の幹線道路。延長は9・4`。北側から整備を進めており、衣笠ICから国道134号の林IC(横須賀市)までの1期区間5`は有料道路として開通済み。2期区間4・4`のうち、林ICから三浦市道14号までの1・9`は一般道路として供用している。
 2期区間の残る南側2・5`では、三浦市道14号線との交差部と三崎口駅付近に橋梁を新設する計画だ。24年度までに道路や橋梁の予備設計、現地測量や環境調査を実施した。予備設計は国際航業(東京都新宿区)が担当。設計の見直しが終わり次第、道路や橋梁の詳細設計を実施し、道路計画の具体化を図る。
 県では、三浦縦貫道路の終点三崎口駅付近から三崎漁港(三浦市)を結ぶ西海岸線も合わせて一体的な整備を行う。西海岸線では、未整備区間2・5`の用地取得に向けた測量を進めており、25年度から用地取得に入る予定だ。
 三浦縦貫道路と西海岸線の2路線で三浦半島の新たな南北軸を形成し、国道134号や県道26号横須賀三崎線の渋滞緩和を目指す。緊急輸送道路に指定されている国道134号と県道26号線の代替路となることから、災害対応力の強化にもつなげる方針。

提供:建通新聞社