燕市は2025年度、分水公民館改修事業に着手する。早ければ25年度早々に入札公告し、市議会6月定例会で工事請負承認を諮りたい考え。当初予算に工事費として12億3200万円を盛り込んだ。
1985年に建設。これまでに大規模な改修工事を行っていないため、空調設備の不調、受水槽の破損、雨漏り、トイレの不具合など施設の老朽化によるトラブルが多発。さらに大ホール天井の耐震化、エレベータの更新、アスベスト除去、照明のLED化を推進することで安心して利用できるよう抜本的な改善を施す。また、今後の施設統廃合に向けた館内に新たなスペースが必要となることが見込まれるため、安定した運営の実現と施設統廃合を図っていく。
工事概要は諸室の位置変更を含めた大規模改造を行うほか、屋上防水、内外装建具、受変電設備、電話交換設備、空調設備、給排水設備、消防用設備といった改修を行うほか、トイレの洋式化改修やバリアフリートイレなど。施設規模はRC造3階建て延べ2641・19平方メートル。場所は分水新町2丁目5番1号。工期は12月までを予定。当初予算案に工事費のほか、監理業務委託料480万円、備品購入費に1350万円などを計上した。
設計は鈴木設計企画(新潟市中央区沼垂西2丁目)が担当。