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秋田建設工業新聞社
2025/04/02

【秋田】横手労働総合庁舎建設事業に着手/設計を東北地方整備局営繕部から発注

 秋田労働局は、横手市にある横手公共職業安定所と横手労働基準監督署を解体し、現労働基準監督署の駐車場に横手労働総合庁舎を建設する。設計や工事の発注事務を東北地方整備局に委託しており、今年度は基本・実施設計を同局営繕部から7月に公告、8年度までの2カ年でまとめる。総合庁舎は鉄筋コンクリート・木造3階建て、延べ床面積1,873u規模。設計にもよるが、工事費は13億8,912万9,000円と見込んでいる。

 横手公共職業安定所(横手市旭川1−2−26)は、昭和48年3月に建設された鉄筋コンクリート造2階建て、延べ床面積812.69u規模。横手労働基準監督署(旭川1−2−23)は、昭和49年3月に建設された鉄筋コンクリート造2階建て、延べ床面積470.53u規模で、同敷地内にある。いずれの建物も老朽化しており、狭隘なため解体して新庁舎に機能を移転する。

 基本・実施設計は、約12カ月の履行期間を見込んでいる。建設地の敷地調査も実施する予定で、業務は6月に東北地方整備局盛岡営繕事務所から公告する。9年度は仮庁舎への移転などを行い、10〜12年度で2施設の解体と新庁舎の建設を進める。建物は庁舎のほか、車庫・燃料庫(W1F102u)や自転車置き場(W1F45u)も整備する。

 公共職業安定所と労働基準監督署は建物が離れていることが多いが、横手市の庁舎は隣接しているため、これまでも業務を連携して行ってきた。庁舎を一つにすることでより連携しやすくなるほか、会議室を共有にするなど業務や施設運用の効率化を図るとしている。

提供:秋田建設工業新聞社