日本工業経済新聞社(群馬)
2025/04/03
【群馬】明和小2カ年改修工事を公告へ
明和町は、明和西小学校南校舎の長寿命化改修工事について、近く入札の手続きに移る見直しを示した。2カ年工事となり、建築・電気設備・機械設備など改修工事を一括して契約となる。当初予算では、2026年度までの債務負担行為として、2カ年分の工事費と施工管理委託料を合わせて11億7700万円を限度額に設定した。また、25年度は明和東小学校改修工事詳細設計、明和中学校の改修基本設計をそれぞれ委託する。
西小学校南校舎(川俣26)は、建設から60年が経過しているために長寿命化に向けて改修する。
校舎は東と西の2棟が連なる形で建設されており、校舎はともにRC造3階建て、延べ床面積は東側が1350u。西側は1264uとなる。東側校舎から工事に着手し、終わり次第、西側校舎を改修する。設計は福島建築設計事務所(前橋市)が担当した。
改修内容は、外壁および屋上の補修工事や防水工事、普通教室や特別教室など校舎全体の照明設備をLED化するほか、全てのトイレで便器の更新や床タイルの乾式化および給排水設備を整備する。なお、トイレは西と東にそれぞれ男女3部屋ずつ設置されている。このほか、明和東小学校(千津井293)、明和中学校(新里298−1)ともに築40〜60年が経過しているため、大規模改修工事を行う。
東小は25年度に実施設計を委託する。基本設計は福島建築設計事務所が担当した。
同校舎は南校舎と北校舎があり、南校舎は建設から50年以上が経過していることから老朽化が著しく、雨漏りなどが生じている状態となっている。南校舎は1966年に建設されたRC造3階建て、延べ床面積1695u。北校舎も同様にRC造3階建てで、延べ床面積は1806uの規模となる。順調に進めば、東小は2027年度の工事発注を見込む。
明和中学校では基本設計に着手する。南校舎と北校舎により構成され、南校舎はRC造2階建て、延べ床面積1293u。北校舎はRC造3階建て、延べ床面積2493uとなる。早ければ、27年度に詳細設計を委託する。