大阪府都市整備部は、2025年度の工事、建設コンサルタント業務の総合評価落札方式の取組方針のうち、建設工事で、土木B等級を対象とする技術提案型(標準)に新たにW型を設ける。コンサル業務ではCPDの取り組みを評価するなど、評価項目を見直す。
設備工事を除く建設工事の総合評価落札方式では、土木B等級を対象とした技術提案型(標準)に、W型を新設。W型は発注規模が3億5000万〜9000万円。V型の最大点数が20点なのに対し、優良工事表彰や同種の施工実績、配置技術者(監理技術者)の実績などを求めないため、13・5点となる。
■コンサルは評価項目を見直し
建設コンサルタント業務の総合評価落札方式では、評価項目、評価内容、配点などを見直す。優良工事等表彰受賞案件を都市整備部で公告される案件につき契約1回限り有効とし、管理技術者の業務実績に担当技術者の実績を含むようにする。
CPDの取り組みも評価に加え、過去1年間の取得状況が50ポイント以上の場合、技術審査型は1点、技術提案型は0・5点とする。25ポイント以上の場合、技術審査型は0・5点、技術提案型は0・25点。
技術者の知識・技術力の配点を見直し、管理技術者と担当技術者は技術士の資格の配点で、技術審査型が2点から3点、技術提案型が1点から1・5点に増える。照査技術者も技術審査型が1点から1・5点、技術提案型が0・5点から0・75点に増える。
また、管理技術者の同種業務の履行実績が無い者を管理技術者に配置する場合は、管理技術者の同種業務の履行実績がある管理補助技術者の配置を求めることとする。
※主な改正点をまとめた表は建通新聞電子版に掲載中
提供:建通新聞社