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建通新聞社(静岡)
2025/04/04

【静岡】静岡県 能登半島地震の復旧支援1年間職員派遣

 静岡県は、2024年1月の能登半島地震で被災した石川県へ人的支援を行っている。23年度、24年度は短期・中長期派遣で計53人が現地で業務にあたったが、25年度は4月1日から5人の土木技術職員が1年間着任する。
 着任にあたり、3月25日に県庁で激励会を開き、交通基盤部の森本哲生部長は「環境の違い、気候の違いもあるため体に気を付け、被災地の早期復旧・復興を支援してほしい」と訓示。また「南海トラフ地震への対応を考えると、今回の経験は対応力がつき勉強にもなる機会」と述べた。
 今回、石川県と穴水町の要請を受け、自ら希望した5人が支援に向かう。業務内容は公共土木施設災害復旧、県管理道路施設災害復旧。
 5人は次の通り。(カッコ内は2024年度の所属)
〔派遣先の配属先=石川県奥能登土木総合事務所分室〕
 ▽小澤尚弥技師(政策管理局)▽森健技師(下田土木事務所)
〔派遣先の配属先=穴水町地域整備課〕
 ▽朝田敏裕主査(土木防災課)▽平澤源城技師(沼津土木事務所)▽森下元葵技師(同)

23・24年度には計53人を支援派遣

 能登半島地震で被災した石川県への静岡県が行っている人的支援は、短期派遣と中長期派遣がある。交通基盤部職員の派遣状況は、短期が2023年度27人、24年度6人。中長期は20人。
 短期派遣では、建築物の応急危険度判定、下水道管路被害調査、漁港関係施設被害調査、応急仮設住宅建設支援、災害マネジメント総括支援、住家被害認定調査、避難所運営と多岐にわたる。
 中長期は、公共土木施設災害復旧、県管理道路施設災害復旧、県有建築物災害復旧が主な業務。

提供:建通新聞社