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建通新聞社
2025/04/07

【大阪】夢洲警察署設計業務を昭和設計に

 大阪府は、夢洲警察署(仮称)新築工事基本設計業務の公募型プロポーザルを行い、昭和設計(大阪市北区)を最優秀提案者に選定した。提案金額は5680万円。委託期間は2026年3月9日まで。
 規模は鉄骨鉄筋コンクリート、鉄筋コンクリートまたは鉄骨造地下1階地上6階建て延べ約6500平方b(署長公舎などを含む)を想定している。建設地は大阪市此花区夢洲中1。基本計画は阿波設計事務所(大阪市浪速区)が担当した。
 25年度に基本設計、26年度に実施設計を行う。本体工事は27〜30年度の4カ年で実施する。合わせて係留施設も整備する予定で、25年度に静穏度調査を行い、25〜26年度に基本・実施設計を実施。港湾計画変更後、27〜28年度に波除堤建設工事、29年度に浮桟橋建設工事を行う予定としている。
 同署は、カジノを含む統合型リゾート(大阪IR)が開業する30年秋に合わせ新設する。開業に伴い、国内外から多くの旅行者が来訪することによる犯罪やトラブルの増加といった治安悪化を懸念する声があることから、夢洲内に警察署などを整備し、警察力の強化を図る。
 25年度の当初予算には基本設計の委託費などとして1億5626万3000円を計上。また、付帯施設となる係留施設の基本・実施設計委託費として限度額3985万円(25〜26年度)の債務負担行為を設定している。

提供:建通新聞社