穴水町は今年度、能登半島地震を踏まえ、中心市街地の防災力向上を図るため、都市機能再編計画を策定する。当初予算に事業費3000万円を計上した。国の都市防災総合推進事業を活用し、復興へ向けた地区別のまちづくり計画を検討していく。2026年度から各施策を順次展開していく方針だ。
具体的には▽能越自動車道穴水インターチェンジへのアクセス路線となる緊急輸送道路網の整備▽竜山寺地区における安全安心な被災者居住誘導エリアの整備▽穴水駅西地区における災害公営住宅建設や被災者居住誘致などの整備計画▽大規模土砂災害が発生した由比ケ丘地区(市街地東部)における防災公園整備―などを検討し、復興まちづくり計画をまとめる。
このほか町は、事業費1000万円を配分し、従来の都市構造再編集中支援事業による都市再生整備計画(23〜27年度)も変更する。観光交流センターやテレワーク拠点センター、ローエル広場、穴水駅前広場・駐車場、道の駅機能強化といった施策について検討していく。
直轄事業で町立地適正化計画や都市計画マスタープランも見直される。