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日本工業経済新聞社(群馬)
2025/04/07

【群馬】西部農業事務所は吉田地区でほ場整備


県西部農業事務所農村整備課は富岡市内でほ場整備を進める吉田地区農業競争力強化農地整備事業について、2025年度は1工区3工事および1工区4工事で計5・6haでの区画整理工を予定している。区画整理工は道路工や排水路工が内容となっている。工事発注時期は第2四半期を予定しており、発注方式は一般競争入札を予定する。
1工区3工事の工事内容は3・5haの区画整理工の他に、道路工0・7q、用水路工0・5q、排水路工0・9qを予定している。また、1工区4工事の工事内容は2・1haの区画整理工のほかに、道路工0・3q、排水路工0・4qを予定している。
同地区の農地整備事業は2022年度に着手し、29年度の完了を目指し進める。国の事業採択は22年度に受けている。初弾工は24年度に発注し、1工区1工事を広木工業(富岡市)、1工区2工事を岩井建設(富岡市)が手掛けた。
総事業費は19億8360万円を予定。内訳は、工事費が12億9560万円となり、残る6億8800万円を測量設計委託料などに充てる。
同地区は神成地内、中沢地内、蚊沼地内、南蛇井地内、上小林地内に広がり、西毛病院(神農原559−1)、上信越自動車道に挟まれた76・3ha区域。農地が不整形、小区画であることや、用排水路の老朽化と機能低下していることに加え、農道の幅員が狭く、路面状態も悪いため整備を行う。なお、同地区では約7haの工業団地用地も創設する。
区域内では54・4haの区画整理工を行うほか、約5400mの支線排水路工や約7500mの支線用水路工、約7900mの道路工を実施する。
支線排水路工については300o×300o〜800o×800oの穴あきコンクリートフリュームを敷設する計画。支線用水路工は300o×300o〜500o×500oのベンチフリュームの設置を計画している。道路工は全幅5mで整備。幅員構成は車道部4mで、片側0・5mの路肩を両側に設ける。道路はアスファルト舗装か敷砂利を施す。アスファルト舗装を施す箇所は◇下層路盤工=再生砕石40、t20p◇上層路盤工=粒度調整砕石30、t9p◇表層工=密粒度アスコン、t4p−で仕上げる計画。敷砂利は再生砕石40を使用し、厚さ10pで施工する。設計業務は藤和航測(前橋市)がまとめた。
富岡市が計画する工業団地の敷地面積は6・9ha。富岡市道4421号線(旧国道254号)を起点に北進し、工業団地用地の東端部にアクセスさせる。アクセス道路は延長427m、全幅9mで富岡市が工事を担当する。