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西日本建設新聞社
2025/04/08

【熊本】電気と管の首位交替 24年度経審に基づく完工高順位

 熊本県の2024年度経営事項審査結果に基づく完成工事高(直近2〜3年平均)順位によると、主要5業種のうち、電気と管のトップが交替した。10億円以上は、土木50社(1社増)、建築48社(6社増)、電気15社(2社増)、管5社(変わらず)、舗装1社(変わらず)。総合の1位は15年連続のSYSKENで、2位は前回7位の西部電設、3位は5年連続2位のシアーズホームとなった。4位の前田産業までが100億円以上で、前回より1社増えた。10億円以上は6社減の160社。(審査基準日=23年10月1日〜24年9月30日)
 土木の1位は、3年連続の味岡建設で41億7186万円、前回より約1億円増え、唯一の40億円台を維持した。2位は丸昭建設(35億8069万円)、3位は今建重機(30億8139万円)となり2年連続で同じ順位。上位10社のうち9社は前回と同じ顔ぶれで、前回14位の土井組が7位に入った。上位10社中5社が前回完工高を上回った。
 建築は7年連続でシアーズホーム(153億3846万円)がトップ。2位と3位は前回と入れ替わり、2年連続3位だったLibWorkが91億9464万円で2位に、6年連続2位だった雄健工業が84億9415万円で3位となった。土木と同様、10社のうち9社は前回と同じ顔ぶれで、前回13位の建吉組が10位に入った。うち6社が前回完工高を上回った。12位の和久田建設までが50億円以上で2社増えた。
 電気は、1位と2位が入れ替わった。1位は2年連続2位だった飯塚電機工業(30億1147万円)で、3年ぶり首位に返り咲いた。2位は30億1118万円の不二電気工業で、差は僅か29万円ほど。3位は前回4位の白鷺電気工業(25億6664万円)。前回は2年連続で上位10社が同じだったが、今回は前回14位のタイヘイテクノスが8位、前回12位の西邦電気工事が10位に入った。完工高が前回を上回ったのは4社にとどまった。
 管も1位と2位が入れ替わり。1位は18億7766万円の出田産業、5年連続1位の飯塚電機工業が13億7153万円で2位となった。3位は前回と同じ新星(13億2972万円)。前回13位のSYSKENが8位に入った。上位10社のうち前回完工高を上回ったのは、5業種で最多の8社。
 舗装は、1位から5位まで前回順位と同じ。1位は6年連続で興亜建設工業(12億2555万円)。2位も6年連続で熊本ニチレキ(9億7417万円)、3位は3年連続で高木建設(7億1109万円)。上位10社のうち9社は前回と同じ顔ぶれで、前回34位のサンキョーロテックが10位に入った。完工高が前回を上回ったのは5社。
 5業種以外で首位が替わったのは、プレストの永江建設工業(前回2位)、機械器具設置の明新工業(同4位)、造園の緑研(同2位)など。
 総合は、263億9298万円のSYSKENが15年連続の首位となった。前回と比べ約19億円のマイナス。2位は西部電設(164億3557万円)で85億円ほど増えた。3位はシアーズホーム(158億249万円)で約29億円減。4位は前田産業(103億769万円)で、100億円超は西部電設が加わり1社増の4社となった。5位はLibWork(前回と同じ)、6位は雄健工業(前回4位)、7位は光進建設(同9位)、8位は岩永組(前回と同じ)、9位は三津野建設(同12位)、10位は吉永産業(同6位)。上位10社のうち、前回完工高を上回ったのは4社。
 10億円以上は、前回14社増の166社と増加していたが、今回は6社減の160社へと再び減少に転じた。(記事中の金額は千円以下切り捨て)

提供:西日本建設新聞社
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